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基礎の立ち上がりコンクリートを打設しました。2019.10.24

鉄骨の建て方工事~グラウト材注入工事が完了したので、
基礎の立ち上がりコンクリートを打設しました。
まずは、柱脚直下に注入したグラウト材の写真です。
こってりとたっぷりと注入されていますね。
コンクリート打設前に鉄筋工事~型枠工事を行いました。
写真の黄色い鉄板が型枠材です。
写真の鉄の棒は”ジャッキベース”なんて呼ばれている
金物です。
一見、強固に見える型枠ですが、
打設すると微妙にずれる事もあります。
そんな時はジャッキベースを締めたり、緩めたりしながら
型枠の位置を補正します。
準備が整ったら、コンクリート打設工事の始まりです。
今回もコンクリート圧送車を使用して打設します。
ちなみに、打設するコンクリートは、
Fc=24 スランプ=18です。
コンクリートを勢いよく落下させてしまうと、
コンクリートに含まれる砂利などが分離してしまい、
コンクリート強度にばらつきが出るので、
慌てず 騒がず? しっかりと打設していきます。
コンクリートバイブレーターを適度に使用しながら、
打設を行ったら、コンクリートの高さの確認をして
高さに問題が無ければ、
コテを使用してコンクリートの表面を慣らしていきます。
写真のピンク色の糸は水糸と呼ばれる物です。
糸を張って、型枠の ”通り” を確認しながら打設します。
”通りを確認する” とは、
”まっすぐか?” ”まっすぐじゃないか?” を
確認する事です。
打設工事が完了したら、”差し筋” を差していきましょう~。
木材を定規として差していきます。
木材を使用するので、同じ位置(距離)に差す事が可能ですね。
・・・今回の基礎の形状は ”一味” 違います。
その一味違う基礎形状を演出する為に・・・
”コテ”・・・造りましたよ~。
通常、左官業者様が使用されているコテは平らな形状ですね。
写真のコテのように ”への字” になっているコテの事を
”めんゴテ” と呼んでいます。
”めん” が10~20㎜のコテはあるようですが、
”めん” が60㎜と大きなコテが必要なので、造りました。
今回の基礎形状に合わせる為、
ステンレス板をベンダーで曲げて、別のコテの柄を利用して、
パネルボンドで圧着して、ヤスリで削って・・・出来上がりました。
ちなみに私が造った訳ではありません。
造ったのは、ガレージオギさん・・・何故か?バイク屋さんです。
コンクリートの固まり具合を確認しながら、
造った ”めんゴテ” で形状を整えて、
コンクリート打設工事・・・無事、完了しました。
コンクリートが固まるまで そっと しておきましょう・・・。