基礎工事①・・・地中梁って大切だよね。|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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基礎工事①・・・地中梁って大切だよね。2020.06.24

建物の位置や高さの基準も現場に反映したので
基礎工事を行いました。
まずは ”やり方工事” です。
写真のように木の棒や木の板を使用して
建物の位置や高さを現場に反映していきます。
ちなみに今回の建設地は地盤が良好なので
地盤改良工事は行いません。
やり方工事が完了したら、
次は ”根伐り工事(ねぎりこうじ)”です。
根伐り工事は建物の基礎を作る為に
基礎になる部分の土を搬出して
基礎の形状を造る工事の事です。
重機を使用して行います。
根伐り工事 続行中です。
写真の右側の低くなっている部分は
地中梁(ちちゅうばり)の部分になります。
尚、必要な深さより余計に掘ってしまうと
せっかくの良好地盤が弱くなってしまうので
基礎の底部分はオートレベルを細かく使用して
高さを確認しながら慎重に掘り下げていきます。
根伐り工事が完了したら
砕石を敷いていきます。
使用している砕石は再生砕石です。
再生砕石・・・コンクリートを粉々に砕いて
砕石にしたものです。
RC 0-40 なんて呼ばれています。
砕石の厚さを確認して問題が無ければ
機械を使用して締め固めていきます。
この作業は
”転圧工事(てんあつこうじ)” と呼ばれています。
ちなみに砕石の厚さは、転圧後100㎜以上です。
転圧工事・・・完了しました。
砕石が凹んでいる部分は
地中梁(ちちゅうばり)になります。
地中梁・・・大切ですね!
次に行うのはポリシートの敷き込み工事です。
地盤面からの湿気を遮断する目的で
基礎の部分の全てにポリシートを敷き込みます。
ちなみに使用しているポリシートの厚さは0.15㎜です。
ポリシートの敷き込みが完了したら
”捨てコンクリートの打設工事” です。
捨てコンクリートは、
基礎の位置を現場に反映する目的で打つコンクリートです。
・・・なので構造体ではありません。
・・・だから鉄筋は入っていません。
・・・厚さは60㎜です。
ちなみに打設したコンクリートの種類は
普通コンクリート スランプ=18、Fc=18です。
スランプ、Fcについては
以前、記載した記憶があるので割愛します・・。