建物が完成するまで・・・構造用の金物(柱頭・柱脚金物)|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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建物が完成するまで・・・構造用の金物(柱頭・柱脚金物)2016.10.17

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 各階の荒床の構造用合板 厚さ28mmの施工が完了したので、内部の間柱や筋交の工事を行いました。
写真は筋交のケサ架けの状態です。ケサ架けとは柱と柱の間に筋交が1本、設置された状態のことです。”坊主憎けりゃケサまで憎い”のケサの様に架けます。ケサまで憎まれる坊さんっていったい何をしたのでしょう?
最近では”ケサ架け”とは言わず”シングル”と呼ぶことが多いです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA この写真は筋交のタスキ架けです。タスキ架けとは柱と柱の間に筋交が2本、設置された状態のことです。時代劇などで”天誅~。”と叫んでいる方々はだいたいタスキを架けています。簡単に言うと、筋交が×になっている状態です。
最近では”タスキ架け”とは言わず”ダブル”と呼ぶことが多いです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 筋交の脚部です。柱の足元(柱脚)や頭部(柱頭)には必ず金物を設置します。(非構造柱は除きます。)
この写真の柱脚部の金物は短期許容引張耐力で6.2~6.5KNです。(カタログデータによる。)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA この写真の柱脚部の金物は短期基準接合耐力で10.7~11.6KNです。(カタログデータによる。)