大工工事⑥・・・ベニア板をアザ笑う者たちよ。|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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大工工事⑥・・・ベニア板をアザ笑う者たちよ。2020.09.25

外壁面に構造用合板(ベニア板)を貼りました。
ちなみに合板の厚さは9㎜です。
今回、貼った合板は、地震や強風などの外力に対し
人知れず耐え忍ぶのはモチロンのコト、
外壁面の断熱材の下地にもなる重要な部材です。
合板は柱や間柱に釘を打って固定します。
使用している釘は CN50 と呼ばれる釘です。
釘の間隔は
外周部が150㎜以下、中央部は200㎜以下です。
釘を打つ時、釘のアタマが合板にめり込まない様に
注意しながら打っていきます。
なんで、めり込んではいけないの?
・・・それはね、最初から合板に釘がめり込んでいると
地震などの外力により建物が変形した時、
釘が合板を貫通してしまい面材としての強度が
落ちてしまうから・・・だと思っています。
釘のせん断なんてムズカシイ事もあるでしょうが・・・。
ちなみに、めり込みが目立つ合板には ワタクシから
恐怖の一声「貼り直しセヨ」(通称:♪もういっかい)が
かかります・・・。
外壁面の合板ですが、
パーティクル系の面材を貼ろうかな?な~んて
思った事もありますが・・・
パーティクル系の面材を貼って壁の耐力が
上がったとしたら・・・
・・・柱脚の引き抜き力も上がるヨネ?
すると・・・基礎の鉄筋の径も大きくなるヨネ?
でもって・・・基礎の断面や地中梁の本数も
大きくなるヨネ?・・・結果、施工単価も増えて
建物の自重も増えるヨネ?
自重が増えると地盤への影響も大きくなるヨネ?
な~んて事を妄想?して、あえて合板にしています。
そうです ワタクシは 合板信者 なんです。
合板と釘のネバリ具合もいいしね!
そんな合板ですが、雨に濡れると・・・
波打ったり~グズグズになったりするので、
雨に濡らさないようシッカリと養生しましょう。
自らが、合板信者だという事をカミングアウトしたら
業務日誌に戻りましょう・・・。
外壁面の合板が貼り終わったら
窓の位置に開口を造りましょう。
ルーターを使って開口を造ります。
この開口部が窓になります。
開口部ができたら開口部の周囲の合板を釘で止めます。
窓を付ける前に窓の下側に
防水紙を貼って、
角の部分にはブチルテープを貼ります。
あとは、窓をビスで固定すれば
工事は完了です。
ちなみに窓(サッシ)はYKK製です。
・・・私・・・リクシルがキライなものでして・・・。