建物が完成するまで・・・階段を設置しました。|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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建物が完成するまで・・・階段を設置しました。2016.12.20

 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 階段を設置しました。
階段の工事の前に、階段廻りの柱に石膏ボード 厚さ 12.5㎜を貼り、壁を造ります。
その後、”ササラ”と呼ばれる板を壁面に固定します。
写真の壁に固定されている板状の物がササラです。
ササラは柱や間柱によって支えられています。
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 次に”踏板 (ふみいた)”を固定します。
踏板とは階段を上る(下りる)時に踏んでいる板のことです。
踏板はササラや柱によって支えられています。
踏板には写真の様に廻っている”廻り部分”と、まっすぐな”直部分”があります。
まずは納まりの難しい廻り部分から工事します。
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 廻り部分が完了したら直部分のササラ工事~踏板工事を行います。
最後に蹴込板(けこみいた)を固定して階段の工事は完了します。
蹴込板は階段を上る時に、つま先の正面側にある板のことです。
蹴込板自体は薄い化粧板の為、裏側に合板の12mmを入れて補強します。
写真は階段の上り始めの部分です。
廻り2段になります。
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 2階の床面からの写真です。
1階の床面から2階の床面までは15段あります。
階段1段あたりの高さは194㎜になります。
階段1段あたりの高さの目標値を180㎜に設定していますが、1階の天井高さや配管スペースなどを検討すると思うようにはいかない事が多くあります。
階段の廻り部分を2段廻りで設計しています。3段廻りにすれば段数が増える為、目標値である180㎜をクリアすることは可能ですが、3段廻りは危険に感じるので最大で2段廻りにしています。
尚、この写真の廻り部分は2段廻りが2箇所で4段にて廻っています。