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こんな感じで造っています。①2017.04.19

OLYMPUS DIGITAL CAMERA プランの打ち合わせが完了したので、建築模型の作成に入りました。
図面だけでは、わかりにくいことも多いと思いますので、
模型を作成して施主様に提案しています。
施主様に模型を提出すると、
”どうやって、造っているの?”と質問される事が多くあります。・・・ので、
今日は ”こんな感じで造っています。”的な業務日誌です。
尚、私は建築の学校などに通った経験がありませんので、
模型の造り方は、 ”我流” です。
写真は模型を作成する時に使用している道具です。
カッターや定規、サシガネやピンセット、ノリ・・・もちろん老眼鏡です。
今回、卓上のスタンドも購入しました。
ちなみに、あっちの方のスタンドではシルバーチャリオッツが一番好きです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 模型の材料はスチレンボードを使用しています。
スチレンボードとは、発砲スチロールを厚紙でサンドウィッチしている
板のことです。
厚さは1mm、2mm、3mm、5mmの4種類を使用しています。
スチレンボードの接着には、専用の”スチレンのり”を使用します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 模型のベース(床)部分の接着には、スプレーのりを使用しています。
接着面が大きい場合には、便利な商品です。
主に紙とスチレンボードの接着に使用します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA まずは、ベース部分の作成です。
ベース部分とは、模型の床にあたる部分の事です。
模型用の図面を作図して、印刷し、スプレーのりを使用して図面(紙)を
スチレンボードに接着します。
のりが乾燥したら、カッターを使用して、切断していきます。
カッターの刃は、こまめに交換(折る)した方が、キレイに仕上がります。
尚、図面の縮尺は1/50にて、作図しています。
使用している、CADは、JW CADです。このCADしか使用しません。
以前、パース(建物の外観や内観)が自動で立ち上がるとの事で、
一般の方(建築従事者ではない)向けの、〇〇ホームデザイナー
というCADも使用した事が、ありますが
”それとなく、納まる”感じなので、恐ろしくて使用していません。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 1階のベース部分の切断が完了しました。
3枚あります。
一番下は、玄関前のポーチの階段部分。
真ん中は、玄関の床とポーチの床(タイル)部分。
一番上は、1階の床部分(フローリングなどの部分)になります。
尚、ベース部分のスチレンボードの厚さは、3mmを使用しています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 先程の3枚を接着して固定すると、
ポーチ階段~玄関タイル面~1階床面の段差の出来上がりです。
かなり、昭和的ですが、施主様の評判は上々です。