建物基礎の根伐工事~砕石転圧工事。|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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建物基礎の根伐工事~砕石転圧工事。2017.07.20

 mini_170718_0739 工事用の駐車スペースが完成したので、いよいよ建物の
基礎工事の開始です。
 mini_170718_0955 まずは、重機を使用して、敷地に生えている雑草の根っこ
を除去していきます。
その後は”やり方工事”です。
写真の板や木杭が”やり方”です。
やり方とは、板や木杭を使って、計画している建物の位置や
基礎の高さなどを現場に示す工事の事です。
この板に印をつけて、糸を張って、柱の中心や高さを
確認していきます。
 mini_170718_1033 やり方工事が完了したら、建物の配置や地盤面からの高さが
設計図書のとおりになっているかを確認して
根伐(ねぎり)工事に移行していきます。
根伐工事は基礎の形状に合わせて、
溝を掘っていく工事のことです。
こちらの現場は地盤が良好な為、地盤改良工事は行いません。
なので、余計に掘ってしまうと良好な地盤が軟弱になってしまう為
オートレベルと呼ばれる機械を使用して慎重に掘っていきます。
掘ることを ”掘削(くっさく)”と言います。
 mini_170718_1055 根伐工事が完了しました。
溝になっているところは、”地中梁(ちちゅうはり)”と呼ばれる
部位になります。
建物が完成してしまうと、基礎の側面しか見えないので
わかりませんが、
みなさんが見ている地盤面と見えない基礎の底の部分(根伐底)には、
41㎝程度の高さの差があります。(木造の建物の場合)
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 次は砕石の敷き込み工事です。
砕石は再生砕石の0-40程度を使用して、
厚さは100mm以上とします。
再生砕石とは、コンクリートを潰した状態の物です。
0-40とは大きさが40mm以下と言う意味です。
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 砕石の敷き込みが完了したら、”プレート”と呼ばれる機械を
使用して”転圧(てんあつ)”していきます。
バタバタと、うるさい機械ですが、重要な工事の為、入念に行います。
転圧時に、ホコリがたってしまうので、軽く水を撒きながら
行っていきます。
尚、砕石の厚さ 100mm以上とは転圧完了後の厚さになります。