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土台敷き工事。2017.08.30

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 土台敷き工事を行いました。
土台敷きとは、文字通り、基礎の上に土台を敷いていく
工事のことです。
土台には桧(ひのき)製材を使用しました。
通常は米ヒバ製材を使用していますが、米ヒバ製材が
無い・・・輸入できない・・・輸入の予定も未定
・・・とのことなので、今回は桧製材を選択しました。
どうやら、欧州あたりで米ヒバの”優れた特性”が
ばれてしまった模様です?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA まずは、上の写真のように、基礎の天端に土台の外側の
位置をだして、墨を打ちます。
外周部の墨出しが完了したら、対角線を測り、直角を
確認します。・・・バッチリでした。
次は、この写真のようにアンカーボルトやHDボルトの位置
を測って、土台に印をします。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 印がでたら、電動ドリルを使用して、穴をあけます。
猛暑の中、こまめに水分補給をしながらの作業です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 穴あけが完了したら、土台の下側に、防蟻材を塗布します。
防蟻(ぼうぎ)材とは、白アリさんのクスリのことです。
オレンジ色のところは、塗布が完了しているところです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 防蟻剤の塗布が完了したら、”基礎パッキン”と呼ばれる
通気材を、土台の下側に固定します。
固定には、釘を使用しています。
玄関廻りなどには、気密パッキンを使用します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 基礎パッキンの写真です。
穴があいていて、いかにも通気(床下換気)しそうですね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 気密パッキンの写真です。
こちらは穴があいていません。
パッキンの上下には、やわらかいゴムが接着してあり、
通気させない ”意思”? が見られます。
主に通気(床下換気)をしたくない場所に使用します。
間違って玄関の外壁廻りや框(かまち)を受ける土台の
下側に、通気する”基礎パッキン”を使用してしまうと・・・。
”玄関に冷気が漂う家”の出来上がりになってしまいます。
注意しましょう。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 基礎パッキンなどの固定が完了したら、
いよいよ基礎の上に土台を敷いていきます。
写真の長いボルトは、HD(ホールダウン)ボルト。
丸い金物は、アンカーボルト(土台)と基礎を固定する
ナットです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 基礎の上の墨と土台の位置を確認したら、
大引きを仮固定していきます。
土台と大引きの違いは
土台は基礎(立ち上がり)に固定します。
大引きは土台に固定する為、大引きの下側には
基礎(立ち上がり)がありません。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 全ての大引きの仮固定が完了したら、墨の位置を確認して
アンカーボルト専用のナットを締め込んで、
土台敷き工事は完了になります。