あげ裏の塗装工事。|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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あげ裏の塗装工事。2018.08.14

玄関ポーチ部分の天井の工事を行いました。
この部分は、 ”あげ裏” と呼ばれています。
写真は、既設の状態です。
化粧板が貼ってありますが、劣化していて表面の
シートが、ところどころ剥がれています。
解体工事完了後の写真です。
既設の化粧板よりも厚い板材を貼るので、
木下地も解体しました。
新しく貼る板材に合わせて、木下地を組みました。
使用している木材は、赤松製材の40mm×30mmです。
あげ裏面に、ダウンライトを設置するので、
木下地の位置を、少しオフセットしています。
あげ裏には、建物の内壁などにも使用する、
本実(ほんざね)目透かし加工の羽目板(はめいた)を
貼りました。
樹種は桧です。サイズは105㎜×12㎜です。
節が少ない部分なので、上小節(じょうこぶし)と、
呼ばれています。
なので、材木業者様に発注する際には、
”桧の羽目板、目透かし加工の上小節を〇〇坪、下さい。”
となります。
ちなみに、写真は塗装途中の物です。
塗装工事も完了しました。
塗料は、キシラデコールです。
2回塗りの予定でしたが、2回塗ってしまうと、
せっかくの木目が、潰されてしまい台無しです。
雨などの水にも濡れない場所なので、あえて1回塗りとし、
木目を活かすようにして、完了となりました。
世の中には、見え過ぎちゃって困る物もあれば、
あえて、見せたくなってしまう物もありますので・・・。