建物が完成するまで・・・基礎工事⑧|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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建物が完成するまで・・・基礎工事⑧2016.09.11

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 耐圧盤コンクリートの養生期間も終了したので、立ち上がりコンクリート打設の準備です。
この写真はホールダウン金物用のアンカーボルトです。
直径は16mmです。これをM16と表現しています。
ボルトの長さは数種類ありますが、900mm程度を使用しています。L=900と表現します。
ホールダウン金物とは柱脚(ちゅうきゃく=柱の脚元、柱の一番下)と基礎を緊結する金物です。柱脚が土台からずれてしまうと、建物は倒壊します。そのような事を防ぐとても大切な金物です。
2本写っていますが、上が15kn~35kn用のボルト。下が43kn用の専用ボルトです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ホールダウン金物用のアンカーボルトの底部です。
左が15kn~35KN用。右が43kn用です。丸い笠の部分をスケールにて測定しました。左がφ33mm。右がφ35mmでした。
この2mmの違いが大きな差になるのでしょうか?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA この写真は基礎と土台を緊結するアンカーボルトです。
M12でL=400です。
土台には柱や間柱、筋交や構造用合板が接合されます。
いくら基礎を頑丈に造っても、木造部分と緊結しなければ、木造部分は基礎からずれ落ちてしまいます。その様なことを防ぐとても大切な金物です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA この写真はセパレーターと言います。金属製の型枠を固定する金物です。
ペンの先部分に型枠を入れて固定します。
型枠は鉄製型枠を使用しています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 型枠とホールダウン用のアンカーボルトの設置状況です。
この写真は基礎の内側(内部側)の型枠の写真の為、セパレーターが基礎内を貫通していますが、外周部でこの様にセパレーターを貫通してしまうと立地条件にもよりますが大雨の時などにセパレーターの溝部分から基礎内に雨が入ることがありますので注意が必要です。当事務所では外周部は背の高い型枠を使用し、打ち継ぎ部にセパレーターを使用しない施工を行っています。