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ベースパック工事を行いました。2019.09.02

墨出し工事が完了したので、
ベースパック工事を行いました。
ベースパックとは、鉄骨の柱の脚部(柱脚)を固定する
ボルトを設置する工事の事です。
写真は、今日のネタです。
色々ありますね。
まずは、写真の金物(フレームベース)の固定作業です。
先日、墨出しをした柱の中心とフレームベースの中心を
合わせて、フレームベースの水平を確認した後、
コンクリートに穴をあけます。
穴あけ作業が完了したら、ホールアンカーを
打ち込んで、ナットを締め込みます。
・・・これで、フレームベースの固定が完了しました。
フレームベース直下のコンクリートの厚さは100㎜以上
必要になります。
フレームベースの固定が完了したら、
写真の金物(フレームポスト)を仮固定します。
次に、仮固定したフレームポストにアンカーボルトを
仮固定します。
・・・すると、こんな感じになりました。
4本ある鉄の棒が、アンカーボルトです。
このアンカーボルトの位置を正確に固定する工事が、
今回、行っているベースパック工事になります。
・・・このままでは、アンカーボルトの高さが一致していませんね。
なので、レベル測量器を使用して、ボルトの高さを合わせます。
ボルトの高さを合わせたら、
仮固定したアンカーボルトの上側に、
写真のプレートを乗せて、仮固定します。
今回の建物の柱の本数は8本になります。
8本全てのベースパックの仮固定が完了したら、
基準となるベースパック(数箇所)に、下げ振りを3本垂らして、
ベースパックの中心と、墨出しの柱の中心を合わせます。
そして、固定します。
固定したベースパックに糸を固定して、柱の位置を確認します。
糸を使用して、位置を確認する事を、
”通りを見る。”と表現します。
通りの確認をしながら、柱の中心の距離を確認して、
OKならばベースパックを固定して完了になります。
ベースパック工事、完了しました。
工事完了後、対角線距離を測ってみたら、
誤差1/16.000㎜でした。
なかなかの精度ですね。